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【教育費は年100万円!?】受験・部活・塾代…リアルな金額を徹底公開!

こんにちは!春からW受験生(高3の娘&中3の息子)の母となるnannanです。

子どもの教育費は1人あたり1000万円?なんて言われていますが、
実際にはどのくらいの教育費が必要となるのでしょうか?
かつて私は「私学NG」と言われ、大学進学を諦めたこともありました。
いざ子どもたちが高校や大学への進学を考えたとき、
公立でも私学でもどこでもいいよと言ってあげられるのか?

子どもの未来を全力で応援したいけど、パート収入だけでは限界…

この記事では、働き方を見直すきっかけとなった受験生の母の悩みについてお話しします。
教育費だけじゃない、下宿代や部活動費まで深堀して教育費用のリアルを調査しました!

好きの原動力、子どもたちの未来を全力で応援したい

いよいよ来年、W受験生になる

私、nannanは京都府在住の高校2年生の娘と中学2年生の息子、2児の母です。

2024年秋から、子どもたちの学校でもそれぞれ進路指導がいよいよ始まり、
進みたい道がある程度固まっている高校2年生の娘とは違って、
私はどちらかというと、初めての受験となる中学2年生の息子の方が心配のタネでした。

毎日サッカー三昧の息子。
遠征から疲れて帰ってきたはずなのに、
「ただいま~!サッカー行ってきます!」とすぐに自主練へ。

✅ 好きだからこそ、疲れもせず、努力を惜しまない。
✅ 好きなことに全力で打ち込める環境を整えてあげたい!

この経験から、私は 「好きに勝る原動力はない!」 と改めて実感しました。

息子は「サッカーがしたい!」ただそれだけ!

息子が希望するように、サッカーを今の活動レベルで続けるなら、公立高校よりも部活動への取り組みが盛んな私立高校への進学がベスト。

🏫 公立 vs 私立|高校進学にかかる初年度費用

学校の種類 初年度費用の目安
🏫 公立高校 20万円〜40万円(入学金・授業料・施設費・教材費など)
🏫 私立高校 70万円〜150万円(授業料・施設費・教材費・制服代など含む)

これはあくまで初年度費用です。
サッカー部で活動するとこれらの他に様々な費用がかかります。

ある高校サッカー部の活動費用を算出

先日、現在所属するサッカーのクラブチームで現役で通っているOBによる懇話会が開催され、かなり具体的なお話を伺うことができました。

項目 費用の目安
🏆 初期費用(入部時)
ユニフォーム・練習着 2万〜5万円
スパイク・トレーニングシューズ 1足1万〜2万円(複数足必要)
すね当て・ソックスなど 5,000円〜1万円
遠征用バッグ・リュック 5,000円〜1万円
⚽ 年間の活動費
部費・運営費 5,000円〜1万円/月
遠征・合宿費 年間10万〜30万円
スパイク・ボールの買い替え 年間3万〜10万円
🚍 大会・遠征費
公式戦の登録料・参加費 数千円〜1万円
全国大会・遠征費 1回3万〜10万円
合宿費 1回3万〜10万円(年間2回以上)
🩹 その他の費用
トレーナー・整体費 月5,000円〜2万円
自主練用のボール・器具 5,000円〜3万円

ざっと集計すると、強豪校で遠征や合宿が多い場合は年間50万円以上かかることもあるそうです。
できることなら全力で取り組んでほしい…親なら誰もが思う心情ですよね。
高校へ進学してスポーツを頑張るためとはいえ、学業の成績もある程度は必要です。

受験対策:教育費用のリアル

学習塾の種類と費用相場

一般的に受験対策として学習塾に通うことが多いと思います。
実際に中高生の塾代というのがいくらくらい必要なのかを調査してみました。

塾には大きく分けて「集団指導」「個別指導」「オンライン塾」の3つがあります。

① 集団指導塾(大手進学塾など)

1クラス10〜30人の授業形式
料金が比較的安い
難関校対策の専門コースもあり

費用目安(月謝)

  • 中学生:1万5,000円〜3万円
  • 高校生:2万〜4万円

② 個別指導塾(1対1 or 1対2の指導)

生徒1〜2人に先生がつく
自分のペースで学べるが、料金は高め
受験対策・定期テスト対策どちらも対応可

費用目安(月謝)

  • 中学生:2万〜4万円(週1〜2回)
  • 高校生:3万〜5万円(週1〜2回)

③ オンライン塾・映像授業(スタディサプリ・Z会など)

自宅で学習できる
料金が安く、スケジュール調整がしやすい
ただし、自分で勉強の管理をしないと続かない

費用目安(月謝)

  • 中学生・高校生共通:5,000円〜1万円

まとめ:年間塾代の目安(受験なし・あり)

必ずしも誰もが塾に通うわけではないのでしょうが…
やればできる=努力は「やれる環境」と「やる習慣」が重要なのではないでしょうか
今となっては後の祭りですが、家庭のしつけとしてその習慣をつけてこなかったので
「塾」という環境に頼るためには必要経費と言えるでしょう。

集団塾 個別指導塾 オンライン塾
中学生(受験なし) 20万〜40万円 30万〜60万円 6万〜12万円
中3(高校受験) 40万〜80万円 50万〜100万円 10万〜30万円
高校生(受験なし) 30万〜50万円 40万〜80万円 6万〜12万円
高3(大学受験) 50万〜100万円 70万〜150万円 20万〜50万円

受験生の塾代はどれくらい?

受験といえば、中学受験を考える方もいらっしゃるかもしれません。
義務教育であっても、少しでも早くから教育の環境を整えたいと考え検討されるのでしょう。
参考までに、小中高生が通う塾で一般的な塾代(月謝)を調査しました!

学年 塾の種類 月謝の目安
小学生 補習塾
(学校の勉強を補う)
5,000円〜15,000円
進学塾
(中学受験を目指す)
20,000円〜50,000円以上
中学生 補習塾 15,000円〜25,000円
高校受験塾 20,000円〜50,000円
定期テスト前の特別講習 別途 10,000円〜30,000円
(季節ごとに追加費用)
高校生 補習塾・予備校
(学校の授業を補う)
20,000円〜30,000円
大学受験予備校 40,000円〜70,000円
映像授業・オンライン塾 10,000円〜30,000円

季節講習(夏期・冬期・春期講習)の費用

受験学年(中3・高3)は、通常の塾に加えて夏期講習・冬期講習・直前対策が必要になりさらに費用が一気に上がります。

長期休みの講習は、通常授業とは別料金になるので月額とは別にこんなにも大金を準備しなければなりません。この額を聞いて正直驚きました。
「いったいどれだけ稼げばいいんだ…」

講習 集団塾 個別指導
夏期講習(7〜8月) 5万〜20万円 10万〜30万円
冬期講習(12月〜1月) 3万〜15万円 5万〜20万円
春期講習(3月) 3万〜10万円 5万〜15万円

 

望む未来のためにはこんな塾もあります

現在、高校2年生の娘は全国でも数少ない美術工芸専門の公立高校に通っています。

そうなんです。
美術や音楽等の芸術の道へ進みたいという場合は学習塾以外の教育費用が必要となります。
美大受験でも必須だと思います。傾向と対策は画塾で学ぶといっても良いでしょう。

娘の通う高校では入試実技対策が必須で、娘が中3の夏前に志望校に決めてから半年間、車で往復1時間かけて送迎するサポートをして、実績のある画塾に通わせました。
早い子では小学高学年や中学入学と同時に対策を始められるそうです。

美術系受験対策:画塾に通った場合

項目 費用の目安
画塾の基本的な月謝
週1回コース 1万〜3万円/月
週2〜3回コース 3万〜5万円/月
ほぼ毎日通うコース(本科・夜間部) 5万〜10万円/月
季節講習(夏・冬・春)の費用
夏期講習(7〜8月) 10万〜30万円
冬期講習(12月〜1月) 5万〜20万円
春期講習(3月) 5万〜15万円
模試や特別講習の費用
全国模試 5,000円〜1万円/回
個別講習・特別対策 2万〜10万円
画材費・その他の費用
スケッチブック・画用紙 5,000円〜1万円/年
鉛筆・消しゴム・筆 5,000円〜1万円/年
絵の具・パレット・キャンバス 1万〜3万円/年
イーゼル・カルトン(画板) 1万〜2万円

美大の受験対策を本格的にやると、年間で50万〜100万円以上かかります。
これは美大受験対策ですが、これに限らずどの分野でもきちんと学ぶ環境では教育費用がかなり必要と言えますね。

お金を理由に制限したくない

娘はその先の進路は美大ではなく、学びたいことがある専門学校への進学を決めています。
実際には画塾代は不要で、その先の留学費用が必要になるかもしれないと考えています。
大学進学にしろ、留学にしろ、学びたいことがあるのに
それをお金を理由に制限するのはとても残念なことです。

かつて私も親から私学NG令が出ていました。

東京での大学生活:地方から東京へ進学した場合

娘が東京の専門学校に行きたいと考えたことがあり、
東京で一人暮らしをした場合の支出計算を夫が数字で出してくれました。

項目 費用目安(円/月)
家賃 6万〜9万円
食費 3万〜5万円
光熱費・通信費 1万〜2.5万円
交通費 5,000円〜1.5万円
雑費・交際費 1万〜3万円
合計 11万〜18万円

これに加えて、引っ越し費用などの初期費用がかかることを考えると、
1人暮らしの大学生活には年間150万〜250万円くらい必要になりそうです。

仕送りで足りる?足りない?仕送り平均額

文部科学省の「学生生活調査」や、全国大学生協連のデータによると…

全国の平均仕送り額:約 6万〜8万円/月
東京で一人暮らしする大学生:5万〜10万円/月

ただ、仕送りだけで生活する学生は少なくて、バイトと組み合わせて生活するのが一般的!

特に、美大や専門系の学生は課題が多いので、バイトをあまりできない可能性も考えておかねばなりません。

学生寮に住んだり、自炊して食費を抑えたり、奨学金・補助制度を活用したり
いろいろと工夫すれば可能ではあるのかもしれません。

費用を気にせず、子どもの未来を応援できる

今話題にもあがる「高校無償化」ですが、無償化されるのはあくまでも、
授業料だけってことなんです。好きなことに全力で取り組ませてあげたいとなると、
入学金と授業料は無償化でも、その他に塾代、交通費、部活動費など様々な費用が「教育」には必要となるのです。

教育費用とはこうした様々な費用までを想定しなければいけなかったのです。
短絡思考の私は行きたいなら行かせてあげたいな~と無計画で無責任なものでした。

半年前「ママが本気(フルタイム)で働けば可能だよ」と夫から冗談混じりに言われました。
その時の私は迷わず「そんなの無理!」と即答。当時の私には覚悟がありませんでした。
そのときに口では納得している返事をしながらも娘の顔は曇っていたように思います。

計画的に働いて貯金してくればよかったかな…
パートじゃない働き方をすればよかったかな…
どれも過ぎてしまった過去はタラレバです。

この記事のまとめ

✅ 受験+部活+進学…教育費は想像以上に高額!
✅ 私立高校や強豪校では、年間50万円以上の部活動費がかかることも!
✅ 塾代も高額!季節講習や特別講習を含めると、年間100万円以上になるケースも!
✅ 仕送り 生活費を考えると、東京での一人暮らしは年間150万〜250万円が目安!

子どもの未来を全力で応援したいけど、パート収入だけでは限界…

だからこそ、お母さんも本気を出して働くしかない!

「子どもにやりたいことをさせてあげたい!」
その想いを実現するため、50歳までに月収30万円を目指します